私が開院した理由

現在の保険医療制度では、多くの患者さんに、あまり時間をかけずに治療するのが前提となっていますよね。

だから、お医者さんに行っても、痛い場所を聞いて、痛い場所しか治療の対象としないことがほとんどだと思います。

私も、かつてはそうでした。

痛いところをマッサージすればいい

電気治療をすればいい

でも、それで何年通っていても、変化のない方がいて、それは加齢のせいだ、しかたないよな、と自分を正当化していました

 

鍼灸との出会い

かつて、今ではテレビにでも出るような、ゴッドハンドと呼ばれる某整骨院で働いていた折、

鍼灸師の先輩が、院長の治療でも改善しない人を、どんどん良くしてしまうんです。

不思議でした・・・

当時の私には、何をしているのか、全然わかりませんでした。

「鍼灸」という言葉が、深く刻み込まれた瞬間です。

 

変わらぬ想いで

さらに、整形外科で7年経験を積みました。

のべ27,000人の患者さんの身体を拝見していて、

やっぱり、電気治療やその場所だけを見たリハビリだと、治る方と治らない方がいるんです。

治らない方には、本当に悩みました。

時間をかけてお話を伺ったり、身体をいろいろ調べてみると、

 

ひざの痛みで来院されたとしても、元々、足首の捻挫という古傷があって、

足首がグラグラしたままなので、ひざに負担が来ている・・・

こういう方、けっこう多いんです

 

だから、部分で一生懸命こまかく見ても、治らない。身体全体を考えた治療が必要なのにな・・・

鍼灸や整体を学びたい!と思ったのは、そんな時でした。

人間をパーツで考えず、それぞれがつながった、全体で考えてゆく

一見、遠いような場所でも、それで症状が癒えてゆく不思議さ。

人間全体から、さらには宇宙全体にまで広げてゆく東洋医学の哲学に惹かれてゆきました。

保険制度は、全国一律の医療サービスを担保する、優れた制度です。

けれども、全国一律となると、みんなができる決まった内容にしかできないんですよ。

ここに手をかけたらいいのに・・・

本当は、ここに原因があるのに・・・

でも、レントゲンを撮り、検査をし、傷病名のついた場所に、決まったことしかできない。

やりたいことはあるに、できないもどかしさ。

 

繰り返す痛みや身体の不調に困っている人をなんとかしてあげたい!

なら、自分でできる場所を作ってしまえばいい!と考え、当院を立ち上げました。

平成25年に、当院を立ち上げてからも、

こうした気持ちを忘れずに、日々の臨床に取り組んでいます。

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