膝の痛み・変形性膝関節症 症例

当院の鍼灸治療による施術症例です。

全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。

症例は随時、追加していく予定です。

症例3 痛み止めの関節注射がきかない

【患者】
膝痛 70代 女性

【来院】
2018年9月

【症状】
元々、左膝を曲げると痛みを感じていたが、7月23日から歩いても痛みを感じるようになった。徐々に痛みが増してきたため、整形外科を受診。レントゲン撮影のあと、キシロカインの関節注射を2回行ったが効かない。ロキソニンの内服薬も処方されたが、飲むと身体が浮腫むため、飲むことができない。かかりつけの整形外科より当院を紹介された。Numerical Rating Scale10→10
熱感(+)、腫脹(+-)、歩行痛(++)、膝伸展制限(+)

【随伴症状】
めまい(回転性)

【治療内容と経過】
第1診 歩行痛が強く、膝だけでなく、股関節・足関節も動きが悪い。殿部をゆるめ、背中・足背へ鍼をしたところ、体重をかけやすくなったため次回とした。
第2診 最近、以前からあるめまいも、症状がつよい。悪心・嘔吐あり。今回、次回とめまいの施術を行った。
第4診 めまいも収まってきたため、膝中心とした。殿部、膝裏、足背に鍼。
第5診 膝が伸びるようになってきて、寝るのが楽になってきた。膝の痛みの場所が内側から外側へ変化してきた。
第6診 Numerical Rating Scale10→5。熱感(+-)。長時間の坐位から、または起床時からの歩き出しが痛む。
第9診 Numerical Rating Scale10→3。立ち上がり際の痛み。
第11診 痛みが減って、チクチクとなる。
第13診 経過良好のため、経過観察とした。

【主な使用穴】
膝根、T9、八空穴

【考察】
来院時、鎮痛剤の効かない、歩行痛がかなり強い患者であった。股関節・足関節の動きを改善させることで、膝への負担が減ると考えて施術を行ったが、うまく改善できた症例だった。

症例2 突然痛み出した右膝

【患者】
膝の痛み 50代 男性

【来院】
2018年7月

【症状】
4ヵ月前に歩いていたら、右膝が突然痛み出した。今は歩行中の痛みは無いが、立ち上がり際に、膝に不安定感が出る。膝を曲げたり、しゃがむときに、右膝をかばってしまう。上手く曲げられない。整形外科でレントゲンをとったが、特に指摘されることはなかった。鎮痛剤、湿布が出され、リハビリに2回ほど通ったが、効果が分からずやめてしまった。4月に職場のそばで鍼灸を受けたが、よく分からなかった。
ジョギングなど走ったり、スポーツを今まで通りしたい。

【随伴症状】
なし

【治療内容と経過】
第1診 動きを確認すると、右股関節の屈曲・開排動作の動きが悪く、足首の背屈制限も見られた。殿部、下腿、膝裏をゆるめるとしゃがみ込みに変化が現れ、足背に鍼をしたところ、背屈制限がとれ、しゃがみやすくなったところで次回とした。
第2診 前回の治療で「変化が分かった」と話す。また、元の動きに戻ったような、戻らなかったような感じ。膝蓋骨周辺をチェックすると、膝蓋骨の上端に固さを見つけた。ここをゆるめるようにして次回とした。
第3診 膝を曲げたとき、「膝の皿のまわりに、棒が突っ張る感じ」があったそうだが、今はない。長時間座って、立ち上がり際に膝が重たい。子供と一緒にジョギングができるようになった。
第4診 調子が良い。正座ができない。
第5診 正座できるが、長い間、正座していると痛みが出る。右股関節の硬さが残っているため、動きの向上を狙う施術を行った。
第6診 膝を曲げると、うっすらと固さを感じるが、以前のように走れる。終診希望のため経過観察とした。

【主な使用穴】
膝根、委中

【考察】
年齢・スポーツ歴や症状から、初めは半月板損傷を疑った。そこで膝関節そのものへのアプローチではなく、膝への負担を減らすよう施術を行ったところ、スポーツへの復帰ができるようになった。目線を広く見つめることが必要と考えさせられる症例だった。

 

症例1 階段の上り下りから出た膝の痛み

【患者】
変形性膝関節症1 50代 男性

【来院】
2018年1月

【症状】
建設現場の監督として働いていて、階段の上り下りが多く、数週間前から右膝に痛みが出てきた。しゃがみ動作、階段昇降での痛みがある。

【随伴症状】
なし

【治療内容と経過】
第1診 右股関節の動きが悪く、圧痛が膝の外側、膝蓋骨下にみられた。殿部に鍼をしたところ、股関節の動きが大きくなった。背部、膝裏に鍼をしたところ、膝の圧痛が減弱したので、経過を見ていくことにした。
第2診 階段下りでの痛みを感じなくなった。
第5診 しゃがみ込む時に、痛みが残っている。
第10診 再度、痛みと腫れが出たので、整形外科受診。変形性膝関節症の診断だったとのこと。炎症を下げるため、右手のツボを追加するようにした。
第13診 痛み、腫れがだいぶ引いた。足首の硬さ強く、膝へのクッション機能が損なわれていると考え、足の甲のツボを使用したところ、足首の可動性が向上。歩きやすくなったとのこと。
第14診 出張のため、1ヶ月半後の受診となったが、痛みがないため、終了とした。

【主な使用穴】
胸椎1番、2番、六谷、後谿

【考察】
変形性膝関節症は、軟骨・膝の関節がすり減り、痛みの強弱に波があることが多い。通常は、膝に痛みがあるときは、階段の上り下りは避けた方がいいが、仕事柄、避けることができない患者だった。足首のクッション機能を取り戻すことで、アップダウンの大きい職場でも、膝関節への負担を減らすことができた症例だった。

 

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