自律神経失調症・慢性疲労症候群の症例

当院の鍼灸治療による施術症例です。

全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。

症例は随時、追加していく予定です。

症例2 半年前からの胸焼け、めまい

【患者】
胸焼け・食欲不振 30代 女性

【来院】
2019年2月

【症状】
昨年10月から胸焼け、吐き気が出てきた。内科でリーゼが処方されているが、今も続いている。家でゆっくりしていると症状は楽だが、イライラした時や、出先で具合が悪くなったら困ると考えると、症状が増悪する。昨年9月から幼稚園で役員をしていて、謝恩会など卒園イベント準備で忙しい。

【随伴症状】
めまい(フワフワする)、動悸、目の奥がズキズキと痛む。

【治療内容と経過】
第1診 右首から背中にかけてのコリが強く、腹部は左上腹部の緊張が強い。首肩をゆるめて身体の緊張をとって自律神経の乱れをとり、手のツボを使用して腹部の巡りをよくすることを主眼に施術した。
第2診 身体の緊張が取れてきている。
第3診 胃の調子が良くなってきた。顔色も良くなっている。
第4診 体調良いが、右首のこりが気になる。
第5診 胃の調子よい。ふわふわ、動悸、吐き気、目の奥の痛みなくなった。
第6診 疲れると少し体調が気になるが、普段は問題ない。幼稚園の卒園イベントもちょうど終えた頃でもあり経過観察とした。

【考察】
普段の子育てだけでなく、幼稚園の役員という大きなストレス要因を抱えてしまったことが発症の原因と考えて、張り詰めた心身の緊張を取るよう施術を行ったことが、早期の回復につながった症例。

症例1 数年前からある全身のだるさ、痛み

【患者】
自律神経失調症・慢性疲労症候群 40代 女性

【来院】
2018年5月

【症状】
数年前から、全身のだるさ・痛みに悩まされてきた。今月から症状が悪化し、仕事を休職している。医師からは自律神経失調症・慢性疲労症候群の診断が出ている。リバロ、サインバルタ、補中益気湯、ミノサイロン、メイラックス、ミオナールなどが処方されている。

【随伴症状】
耳鳴り、吐き気、めまい、立ちくらみ、喉の渇き、手足のしびれ、寝付きが悪い

【治療内容と経過】
第1診 表情硬く、身体全体がこわばる。頭のツボを使用したところ、全身の緊張がとれてきた。そのうえで、再度、身体を触診をすると、自律神経の反応の出やすい右頚部、右背部の固さが目立ってきたため、右手首、右下腿のツボを使用。身体の緊張が取れたところで、次回とした。以後、週2~3回のペースでの来院とした。
第2診 当日夜は、温泉に入ったかのように身体が熱くなる。また、身体が楽になったとのこと。
第3診 「よく眠れるようになったせいか、眠るたびに、痛みがとれてくるのが分かる」とのこと。頚部の緊張が強いため、仙骨周辺のツボを使用した。
第6診 「身体の硬さが取れてきた」
第8診 「身体の痛みが、だいぶなくなってきた」
第11診 昨日、産業医・上司と面談があり、とても疲れた。職場復帰の話が出ている。帰りに手がしびれた。頚部の緊張が強いため、下腿のツボを追加した。
第14診 頚部の緊張をとるため、頭部、背部、殿部への刺鍼。
その後電話があり、扁桃腺炎で救急搬送されたとのこと。体調不良のため、いったん中断となる。

【考察】
職場やプライベートでの問題を抱えていたため、ストレスによる身体への負担が大きかった。自律神経失調の場合、首、背中に特徴的な固さが表れる。本症例も、その固さが取れてくると同時に、身体の不調も治まってきていた。復調されたら、またサポートしていきたいと考えている。

 

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