妊娠中のトラブル(腰痛・つわりなど) 症例

当院の鍼灸治療による施術症例です。
全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。
症例は随時、追加していく予定です。

症例2

【患者】
妊娠中の坐骨神経痛
30代 女性 看護師

【来院】
2018年12月

【症状】
現在、妊娠31週。先週から立ち上がったり、歩くと、右殿部に「ここ!」という痛みを感じるようになった。足のしびれも少しでている。10年前に腰部ヘルニアになっていて、その際には同じく右足にしびれがあった。
産婦人科に相談したところ、「この時期だから」と言われて、自分で何かできることを探して、当院を受診された。

【随伴症状】
後頭部にジンジンとする痛み。以前から時々あったが、同じく先週よりきつくなっている。一昨日は吐き気もあった。産婦人科では、鎮痛剤カロナールが処方された。

【治療内容と経過】
第1診 右頚部、右腰部、右殿部、右下腿前面の固さが目立つ。下腿のツボ、腰部のツボを使用したところ、右下半身は柔らかくなり、手背のツボを使用したところ、頚部の固さもとれたため、症状を診ながら週2回来院頻度として、次回とした。
第2診 2日後に来院。昨日、勤務をしていたところ痛みが戻り始めたが、当初の半分くらいに落ち着いている。
第3診 4日後に来院。後頭部の痛みは無くなった。右殿部は、痛みをきつく感じるときがある。右殿部中心の施術に切り替える。
第4診 今まで右殿部だったが、左にもわずかに感じる。痛みは、頻度、強さ共に減ってきた。頭痛なし。以後、週1回とした。
第5診 この1週間で、1日だけ痛みを感じる日があったが、落ち着いている。以後、出産予定日近くまで、時々メンテナンスに来ることとした。

【主な使用穴】
豊隆、腸鳴、肩甲間部。

【考察】
妊娠後期のトラブルとして、坐骨神経痛は多い症状であり、当院によく相談される。今回のケースは、腰部ヘルニアの既往が有り、その当時から右腰部、殿部に負担の溜まる動きがあって、妊娠による骨盤の変化、体重や重心の変化などが加わり、強い症状となって現れたものと考える。股関節の動きを改善したことで、重心も変わり、頭痛・坐骨神経痛も消えていった。


症例1

【患者】
妊娠中のトラブル1
30代 女性

【来院】
2018年10月

【症状】
現在、妊娠25週目。第2子の妊娠。
1ヵ月ほど前から、立ち上がり際、仰向けに寝るとき、寝返りで左腰・左股関節がズキッと痛むようになった。

【随伴症状】
首肩のコリ

【治療内容と経過】
第1診 左股関節周囲の固さが目立つ。左側に子供を抱くクセがあるとこと。足背・下腿・腰のツボを使用したところ、動きが改善したところで次回とした。
第2診 痛みがだいぶ減った。ズキッと痛まなくなった。お腹の張りがあり、右膝裏に痛みを感じる。
第3診 一昨日、上の子が楽しみにしていたディズニーランドに行ってきた。痛み少し出たが、調子よい。

※里帰り出産のため、いったん中止とした。

【主な使用穴】
豊隆、大腰

【考察】
妊娠初期と後期は、ホルモンバランスの変化のため、身体の負担が大きく変わる。この頃が、腰痛・股関節痛が出やすい時期となる。この時期は刺激に対する反応を予測することが難しいが、少ない刺激で結果を得ることができた症例だった。

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