「季節の変わり目になると、なぜか体がだるい」「病院の検査では異常がないのに、動悸や胃腸の不調が続いてスッキリしない」といったお悩みはありませんか?
こういったお悩みには、季節の変わり目に起こりやすい自律神経の乱れが関係していることがあります。
今日はその仕組みと、鍼灸院で相談できることについてお話ししましょう。
夏から秋、あるいは冬から春にかけての季節の変わり目は、朝晩と日中の寒暖差や気圧の変動が思いのほか大きくなります。
こうした急な環境の変化があると、私たちの体温や血圧を無意識にコントロールしている自律神経(体を活発にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経)には大きな負担がかかっているのです。
厚生労働省の情報サイトでも、明らかな体の病気がないのに全身のだるさやめまい、動悸、胃腸の不調などが現れる状態として、自律神経のバランスの崩れが紹介されています[1]。
つまり、病院の検査で特定の病名がつかなくても、あなたが感じている「だるさ」は決して気のせいやなまけではありません。
体が必死に環境の変化に対応しようとして、エネルギーを消耗している状態と考えられます。
季節の変わり目に自律神経が乱れ始めると、まず「睡眠の不調」のサインが現れることが多いという印象があります。
だるさや胃腸の不調が本格化するのはそのあと、というケースをよく目にしてきました。
「最近、ベッドに入ってもなかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚めてしまう(中途覚醒)」といった症状が出始めたら、それは自律神経のバランスが崩れかけている予兆かもしれません。
不調をこじらせないためには、この段階で以下のようなセルフケアを取り入れることが大切です。
「病院に行くほどではないけれどつらい」「こんな漠然とした不調で鍼灸院に相談していいのだろうか」と迷われる方は多くいらっしゃるようです。
しかし、そうした未病(みびょう:病気になる一歩手前の、体のバランスが崩れた状態)に対するアプローチこそ、鍼灸治療が力を発揮しやすい分野だと言われています。
鍼灸は筋肉の緊張を和らげるだけでなく自律神経の働きを整えるサポートもできますから、気軽にご相談ください。
公益社団法人全日本鍼灸学会の解説においても、鍼灸の刺激が自律神経系に作用し、血流の改善や痛みの緩和、リラクゼーションをもたらすことが報告されています[3]。
詳しくは参考文献もご覧ください。
※鍼灸施術による感じ方や結果には個人差があり、本記事でご紹介した内容や一般的な見解が、すべての方への効果を保証するものではありません。
季節の変わり目のだるさや動悸、胃腸の不調は、自律神経が環境の変化に対応しようとしている結果であることが多く、気のせいやなまけではありません。
セルフケアを続けても改善しない場合や症状が強かったり長引く場合は、医療機関も受診したうえで、一つの選択肢として鍼灸院をご検討いただければさいわいです。

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