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頚(首)の痛み 頚椎症など 症例

当院の鍼灸治療による施術症例です。

全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。

症例は随時、追加していく予定です。

症例4

【患者】
首の痛み症例4
30代 女性 工場勤務

【来院】
2018年9月

【症状】
1年くらい前から、左首筋がコリはじめ、仕事中は動いていると違和感があり、帰宅して座っているとつらくなってきて横になる。首がきになって、いつも触っている。
マッサージ、整体、カイロプラクティックに通ったが、すぐに戻ってしまう。

【随伴症状】
首が気になって、寝付けない。 後頭部がズキズキする。

【治療内容と経過】
第1診 首の動作を見ると、前屈・左右側屈・左回旋で運動制限がある。首だけでなく、背部、腰部、左右下腿も緊張が強い。身体が細く、工場勤務のため、下を向いていることで、頭部を支える首・背部・腰・下腿の緊張を生んだと判断。背部、腰、下腿のツボを使用したところ、頚部の緊張が取れ、動きが良くなったため次回とした。
第2診 運動制限の方向が、前屈・右側屈・右回旋に減った。腰回りのツボを使用したところ、頚部の動きが改善。
第3診 つらさがNumerical Rating Scale10→4~8となった。
第4診 収まっていた後頭部のズキズキが再び出てきた。以後、症状に合わせて施術を組み替える。
第8診 痛みは無くなり、つっぱり感が残っている。最近は、つらくて家で横になることがなくなった。以後、強い症状はでなくなったため、メンテナンスで時々来院するようになった。

【主な使用穴】
合谷、次リョウ、築ヒン

【考察】
首に症状は出ているが、今回は、頭部を支える部分が支えきれなくなり、発症したと考えた。施術直後はよくなるが戻りやすかったのは、身体の動きを支える筋肉の持久力の問題も絡んでいたため、持久力が付くのを待つ時間が必要な症例だった。

症例3

【患者】
頚椎症神経根症1
50代 男性 臨床検査技師

【来院】
2017年7月

【症状】
2016年4月左手シビレと夜も寝られないほどの痛みが出て、整形外科を受診したところ、頚椎症神経根症と診断された。カイロプラクティックに通い、痛みはとれたが、首のコリと違和感がとれない。別のカイロプラクティックにも行ったが、かえって違和感が増してしまったため、当院を受診された。
Numerical Rating Scale10→7

【随伴症状】
寝汗、夜中に目覚めやすい

【治療内容と経過】
第1診 首、背中まわりの筋緊張が強く、頚椎伸展で痛みが出現。右側屈・左回旋で運動制限が見られた。手のツボを数穴使用したところで、頚椎・胸椎周辺の筋緊張がゆるみ、運動痛・運動制限がなくなったため、次回とした。仕事の関係で、週1回の治療頻度。
第2診 左側のコリ・緊張は無くなったとのこと。元々ある右側のコリ感を感じる。以後、右頚部の施術を中心とした。
第6診 Numerical Rating Scale10→5以下。運動痛はなく、頚椎伸展と左回旋の運動制限が残る。
第7診 頚椎伸展時に違和感が出る程度になった。以後、隔週の施術とした。
第10診 調子が良い。運動痛・運動制限もなくなった。随伴症状である寝汗もない。PC作業が多く、首肩のコリは以前からあったため、以後、月1回程度のメンテナンスで来院されている。

【主な使用穴】
列缺、六谿

【考察】
元々、PC作業が多く、老眼もあるため、仕事中は下を向く姿勢が多かった。首を支える背中や、PC作業のため手の周辺も固くなっており、症状のある場所だけでなく、生活習慣を考え、施術していくことで、症状を改善できた症例だった。

症例2

【患者】
首の痛み症例2
50代 女性

【来院】
2018年8月

【症状】
昨年末から右肩にシビレを感じていたが、今年の春頃から、首が鉛のように重く痛みだした。症状は増してきている。仰臥位になると楽だが、車の運転や食事で箸を使うときがつらい。数ヶ月、整骨院に通うが変わらないため、整形外科を受診したが、レントゲンでは問題なし。葛根湯・メチコバールが処方されていた。 頚部屈曲、右屈曲、右回旋で痛み、特に屈曲時に強い痛みが出る。モーリーテスト陽性。Numerical Rating Scale10→7~8

【随伴症状】
なし

【治療内容と経過】
第1診 触診すると、右頚部から右背部、右殿部、右下肢と緊張が強い。右下肢、右背部のツボに刺鍼したところ、首肩まわりの緊張がとれ、腰に鍼をしたところ、1番、痛みの強かった屈曲の可動域が広がったため、次回とした。週2回の来院を勧めたが、本人の仕事の都合のため、週1回ペースの来院としている。
第2診 2~3日、痛みが強くなったが、その後は痛みが半分になった。
第3診 調子が良い日が続いている。「正直、鍼は信用していなかった」と話す。
第4診 痛みの出る場所が、以前と異なってきている。痛みは、また減ってきている。
第5診 Numerical Rating Scale10→2~3まで回復。痛みは、ふだん忘れている。持病の検査・通院が続くため、いったん経過観察とした。

【主な使用穴】
築ヒン、T3、

【考察】
右半身全体が固く、整形外科・整骨院にて、首だけの治療で改善が見られなかったため、視点を大きく広げ、腰や下肢といったところに治療するポイントを見つけられたことが、症状改善に役立った症例だった。

症例1

【患者】
首の痛み症例1
50代 男性 歯科医

【来院】
2017年10月

【症状】
5日前に子供の運動会があり、疲れて右手を伸ばした状態で、右下にして寝てしまった。翌朝より右頚、右背部に痛み、右手第5指にしびれが出現。

【随伴症状】
なし

【治療内容と経過】
第1診 頚を前後に動かすと、右手に放散痛がでるため、背中のツボを使用したところ、頚を前後に動かしても放散痛が出なくなった。
第2診 シビレは低下し、右肩から前腕にかけて痛みが出ている。
第4診 痛みが低下し、日中感じる程度。
第5診 右肩に時々痛みを感じる。
第7診 しびれ、痛みない。わずかに筋力低下がみられる。学会発表が間近のため、中断。

【主な使用穴】
胸椎2番、3番、5番

【考察】
神経は圧迫をうけると、簡単に今回のようなしびれ、痛みなどの障害が発生してしまう。ただ痛みやしびれを訴える患部ではなく、身体全体の連動性を考えて鍼灸をした方が、回復が早いときづかされた症例だった。

 

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