ギックリ腰(急性腰痛)の症例

症例3

【患者】

女性 50代

【来院】

2018年6月

【症状】 ギックリ腰2

2日前に保育園のパートで働いている際、子供を抱えたところ腰に痛みが走って動けなかった。少し動けるようになったので、ご主人の通っている当院を受診された。
しゃがむ、立ち上がる、遠くのものを持ち上げるのがつらい。
座ったり、横になっていると楽である。

【治療内容と経過】

痛みの出た日に、整形外科を受診。ギックリ腰と診断され、電気治療・超音波治療を行ったが改善しなかった。鎮痛剤も出ているが、飲んでみてもよくわからない。
「早く仕事に支障の無い状態になりたい」と話をされていた。
動作テストをすると、前屈みの動作が1番つらいため、前屈みに関わるツボを使用した。

3日後に、第2診で来院。前屈み、立ち上がり、ものを持ち上げる動作はできるようになった。後ろに反らす動作がしにくいので、腰・殿部をゆるめるツボを使用した。

第3診では、立って動く動作では痛みを感じない。床でしゃがんでいたり、座って子供の面倒を見るのが、急に立てないので怖いとのこと。圧痛の強い、腰椎2番周辺を緩めるよう施術をした。

第4診では、ふだん痛みは感じないとのこと。動作テストをすると、体幹の動きが硬いため、腰椎1番2番をゆるめるように施術。保育園の立ったり、座ったりは、身体に負担をかけるので、月1回のメンテナンスのため、来院することにした。

【使用した主なツボ】

築ヒン、陰谷

【考察】

保育園での仕事は、子供に合わせた低い姿勢が多い。
よく行う動作に合わせて施術できた結果、早期の改善につながったと思う。

 

症例2

【患者】

女性 50代 学校の用務員

【来院】

2018年2月

【症状】

ぎっくり腰3

インフルエンザで咳が苦しく、寝込んでいた。ベッドから起き上がろうとした際、右腰に痛みが出て動けなかった。2日後、動けるようになったので、ご主人と娘さんの通う当院へ来院された。
動作痛が強く、歩行時にも痛みが出るため、動作テストは行っていない。

【治療内容と経過】

右腰椎4番周辺と、右殿部に著名な圧痛を認める。
動きやすくなるように、踵・背中・ふくらはぎのツボを使用した。
第2診、イスからの立ち上がりが楽になる。
第3診、痛みが楽になり、仕事に復帰した。動きもスムーズになってきているが、身体の前後屈の動きが少ない。
第6診、ビキッとした痛みが出なくなり、重く鈍い痛みに変わってきた。長く座ると痛む。
以降、本格的に仕事に復帰でき、月1回のメンテナンスに来院されている。

【使用した主なツボ】

築ヒン、飛揚、陰谷、仙骨周辺

【考察】

インフルエンザで寝たきりだったため、身体が硬くなっていたところに、咳のため筋肉に強い収縮が加わり痛みを発症したと考えた。動きが増えてくると、痛みも変化していく。今回も、できなかった動作ができるようになるにつれて、痛みも引いてきた症例だった。

 

症例1

【患者】

女性 70代

【来院】

2017年10月

【症状】

ギックリ腰

1週間前に、2階から掃除機を持って階段を降りた際に、
左腰に痛みが出た。
椅子に長く座っていたり、トイレで踏ん張った際に、
ズキーンと痛みがでる。
立位で前後屈しても、痛くはない。

【治療内容と経過】

大きな動作に関係なく痛みが出るため、姿勢に関わる骨盤内の深い筋肉の緊張が影響していると考えた。腰回り・骨盤・腹部を確認すると、姿勢に関わる筋肉の緊張が確認できたので、膝周りのツボを使用して、腰部の緊張を緩めた。
4回目の施術後、腰回りの痛みは取れていて、仙骨周辺に痛みが限局するようになった。
8回目の施術で痛みが無くなる。現在、メンテナンスのため月1回来院。

【使用した主なツボ】

頚部、殷門、承山、上巨虚

【考察】
大きな動作に関係なく痛みが出るため、姿勢に関わる骨盤内の深い筋肉の緊張が影響していると考え施術を行ったが、局所や表面的な痛みにとらわれず施術できたのが、早期の改善につながった。

 

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