ギックリ腰(急性腰痛)の症例

当院の鍼灸治療による施術症例です。

全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。

症例は随時、追加していく予定です。

症例5

【患者】
ギックリ腰5 40代女性 病院事務

【来院】
2018年8月

【症状】
2日前、下の物を取ろうとして腰が痛くなり、その日は動けなかった。昨日、整骨院に行き、鍼をしてもらったが変化無く、整形外科を受診したところ、少し動けるようになったがつらいので、当院を受診された。立ち上がり際の動き、かがむ動作が、とてもつらい。痛みは背中から腰にかけて、広く痛む。

【随伴症状】
手首の痛み

【治療内容と経過】
第1診 背中から腰にかけての広い痛みがあり、動こうとしても身体が硬直しているため、動けないため痛みが出ていると考え、立ち上がり動作ができることをねらい、下肢のツボを使用したところ、立ち上がりがスムーズになった。
第2診 翌日に来院。まだ痛むが痛みの範囲が狭くなった。胸椎の動きを整え、下肢のツボを使用。
第3診 痛みが半分ほどになり、動きやすくなった。肩甲骨のツボと、下肢のツボを使用した。
第4診 痛みが3~4割になった。痛みが左殿部だけになった。
第5診 左腰に指1本分の痛いところが残っている。腰を反らすと痛む。
第6診 腰の経過良好。終了とした。 

【主な使用穴】
築ヒン、飛揚

【考察】
腰が痛む患者さんの身体を拝見すると、痛む場所だけで無く、腰に負担のかかる動きになっていることが多い。今回は、背中や下肢の動きが固くなり、腰に負担がかかると考え、施術をしたところ、早期に回復できた症例だった。

症例4

【患者】
ギックリ腰 20代 女性 看護師

【来院】
2017年12月

【症状】
10日前、仕事中に急に腰が痛くなる。いったん、痛みが楽になったが、5日前にクシャミをして痛みが再燃した。
立ち上がり際、寝返りがつらい。

【随伴症状】
手足の冷え
歩行時での左右両下肢痛としびれ

【治療内容と経過】
第1診 起居動作の痛みがつらいので、坐位で治療。右仙腸関節付近の圧痛が顕著のため、右肩甲骨、胸椎1番、2番を刺鍼して、仙腸関節付近をゆるめた。また、右腰に痛みが残っていたので、右手のツボに刺鍼。腰の痛みが軽減したので、ここで次回とした。
第2診 自発痛がなくなり、立ち上がり際の痛みは無くなっていた。第1診の後、整形外科を受診したが、レントゲンではヘルニアか判断付かず、電気治療と湿布の処方となった。
第3診 痛みは気にならない。右大腿裏の突っ張り、あぐらがかけないのが気になる。

第6診 大腿裏のつっぱり減ってきた。
第7診 夜勤など疲れるときに、すこし突っ張りを感じる。普段は症状がほどんどないため、終了とした。

【主な使用穴】
精霊、委中、空リョウ

【考察】
看護師ということで、日常的にしゃがみ込む、立ち上がるといった動作が多く、腰の負担がたまっていた。負担となる動作の動きが改善することで、痛みを訴える患部の回復が進んだと考える。

 

症例3

【患者】

ギックリ腰2 女性 50代

【来院】

2018年6月

【症状】

2日前に保育園のパートで働いている際、子供を抱えたところ腰に痛みが走って動けなかった。少し動けるようになったので、ご主人の通っている当院を受診された。
しゃがむ、立ち上がる、遠くのものを持ち上げるのがつらい。
座ったり、横になっていると楽である。

【治療内容と経過】

痛みの出た日に、整形外科を受診。ギックリ腰と診断され、電気治療・超音波治療を行ったが改善しなかった。鎮痛剤も出ているが、飲んでみてもよくわからない。
「早く仕事に支障の無い状態になりたい」と話をされていた。
動作テストをすると、前屈みの動作が1番つらいため、前屈みに関わるツボを使用した。

3日後に、第2診で来院。前屈み、立ち上がり、ものを持ち上げる動作はできるようになった。後ろに反らす動作がしにくいので、腰・殿部をゆるめるツボを使用した。

第3診では、立って動く動作では痛みを感じない。床でしゃがんでいたり、座って子供の面倒を見るのが、急に立てないので怖いとのこと。圧痛の強い、腰椎2番周辺を緩めるよう施術をした。

第4診では、ふだん痛みは感じないとのこと。動作テストをすると、体幹の動きが硬いため、腰椎1番2番をゆるめるように施術。保育園の立ったり、座ったりは、身体に負担をかけるので、月1回のメンテナンスのため、来院することにした。

【使用した主なツボ】

築ヒン、陰谷

【考察】

保育園での仕事は、子供に合わせた低い姿勢が多い。
よく行う動作に合わせて施術できた結果、早期の改善につながったと思う。

 

症例2

【患者】

ぎっくり腰3 女性 50代 学校の用務員

【来院】

2018年2月

【症状】

インフルエンザで咳が苦しく、寝込んでいた。ベッドから起き上がろうとした際、右腰に痛みが出て動けなかった。2日後、動けるようになったので、ご主人と娘さんの通う当院へ来院された。
動作痛が強く、歩行時にも痛みが出るため、動作テストは行っていない。

【治療内容と経過】

右腰椎4番周辺と、右殿部に著名な圧痛を認める。
動きやすくなるように、踵・背中・ふくらはぎのツボを使用した。
第2診、イスからの立ち上がりが楽になる。
第3診、痛みが楽になり、仕事に復帰した。動きもスムーズになってきているが、身体の前後屈の動きが少ない。
第6診、ビキッとした痛みが出なくなり、重く鈍い痛みに変わってきた。長く座ると痛む。
以降、本格的に仕事に復帰でき、月1回のメンテナンスに来院されている。

【使用した主なツボ】

築ヒン、飛揚、陰谷、仙骨周辺

【考察】

インフルエンザで寝たきりだったため、身体が硬くなっていたところに、咳のため筋肉に強い収縮が加わり痛みを発症したと考えた。動きが増えてくると、痛みも変化していく。今回も、できなかった動作ができるようになるにつれて、痛みも引いてきた症例だった。

 

症例1

【患者】

ギックリ腰 女性 70代

【来院】

2017年10月

【症状】

1週間前に、2階から掃除機を持って階段を降りた際に、
左腰に痛みが出た。
椅子に長く座っていたり、トイレで踏ん張った際に、
ズキーンと痛みがでる。
立位で前後屈しても、痛くはない。

【治療内容と経過】

大きな動作に関係なく痛みが出るため、姿勢に関わる骨盤内の深い筋肉の緊張が影響していると考えた。腰回り・骨盤・腹部を確認すると、姿勢に関わる筋肉の緊張が確認できたので、膝周りのツボを使用して、腰部の緊張を緩めた。
4回目の施術後、腰回りの痛みは取れていて、仙骨周辺に痛みが限局するようになった。
8回目の施術で痛みが無くなる。現在、メンテナンスのため月1回来院。

【使用した主なツボ】

頚部、殷門、承山、上巨虚

【考察】
大きな動作に関係なく痛みが出るため、姿勢に関わる骨盤内の深い筋肉の緊張が影響していると考え施術を行ったが、局所や表面的な痛みにとらわれず施術できたのが、早期の改善につながった。

 

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