全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。
症例は随時、追加していく予定です。
【患者】
40歳女性
【来院】
2021年1月
【症状】
偏頭痛
頭痛は数日間は続き、それが月に数回は起きる。生理の前後や、天候、ストレスなどの影響が大きい。
【治療内容と経過】
第1診 左側の後頭部からうなじにかけて強い緊張があり、日頃からそれが気になる。さらにそれが強まると偏頭痛になる。左の側頸部・後頸部、肩背部をゆるめるためのツボを選び施術した。1週間に1度の通院を勧めた。
第3診 風が強い日が最近あり、その日は午後から頭痛が強まった。ドライアイももともとかなり強いため、眼との関連も考慮しつつ、左の頸肩部を中心にゆるめる対象とした。
第4診 前日は背中の両外側に上から下まで痛みを感じた。当日は珍しく、右の首筋から後頭部にかけての痛みを感じる。ただし、痛みの程度そのものは減少傾向。
第5診 前回のような背中の痛みはその後出ていない。頭痛は、北風の強い日のみ感じた(もともと北からの風のときに強く出がち)。
第6診 生理前などに少し頭痛を感じる日もあったが、それも通院前の3割程度で済んだ。頸後屈時に上部胸椎の付近に痛みを感じる。
第8診 前日、当日と強風が続き頭痛を感じたが、以前のように嘔吐を伴うほどではなくなっている。
左の肩上部から上頸部に掛けて強い張りがあるので、それらを緩めた。
その後も、悪天候や生理の前などに頭痛は出るが、程度、頻度ともに減少している。頭痛薬の使用量も少なく済んでいる。
【主な使用穴】
T4(1.5)、合谷、ニノ臀、内谷
【考察】
左上頸部の外側に強い張りがあり、それが強まると頭痛も伴う傾向があるので、頸部をゆるめることに主眼を置いた。介護職ということもあり心身の疲労が目立つため、症状を完全になくすことはできなかったが、服薬の頻度や頭痛の程度は減少したとのこと。
頸部をゆるめるために臀部や肩甲間部への着目も重要であった。
【患者】
40代 男性
【来院】
2019年1月
【症状】
2ヵ月以上前から夕方になると、後頭部が重く、時折ズキズキと痛む。初めの頃は頭痛と吐き気が強く、立っていられなかった。脳神経外科や整形外科も受診し、肩こり由来の痛みの診断と薬が出て、今は少し落ち着いているが、なかなか痛みがおさまらない。夕方と起床時に痛みが出る。入浴やマッサージをした後、楽になる。
【随伴症状】
肩こり
【治療内容と経過】
第1診 右首、右の背中、右の殿部の緊張が強い。頚部運動痛あり。仕事中の姿勢を確認すると、足を組みつつ斜め右を向いて、タブレットを見ながらお客に応対することが多いとのこと。緊張の強い背中、殿部に注目しゆるめたところ、首の緊張もゆるんだ。頚部運動痛の軽減を確認し、仕事中の姿勢をアドバイスをして次回とした。
第2診 ほぼ痛みは無い。頚部を後屈させた際、運動制限が見られたため施術。本人希望もあり経過観察とした。
【主な使用穴】
聚労、志溝
【考察】
身体に表れた特徴をうまく読み解くことで、早期の回復ができた症例だった。痛みを訴える患者さんの生活を考えながら施術することが大事だと考える。
※新規受診の患者様は1日2名までとさせていただいております。
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