症例は随時、追加していく予定です。
【患者】
40代男性 事務職
【来院】
2018年3月
【症状】
カバンなど、物を取ろうとすると、左肘がだんだんと痛くなってきて、つらくなったため来院。じっとしていても、少し痛い。
【随伴症状】
左腰の痛み。
【治療内容と経過】
第1診 左肘周囲の固さだけでなく、左背部の固さが目立つ。左背部の固さを緩めたところ、左肘の硬さも緩み、運動痛が減少したため次回とした。
第2診 左肘の痛みは、時々、動かすと感じる程度になった。じっとしていての痛みはない。左腰が重く痛むため、左腰の治療を追加。
第3診 左肘の痛みは、忘れていることが多い。残っている背中の固さを指標に施術した。
第4診 左肘の痛みを感じていない。左腰の治療に集中することにした。
第5診 時々、左肘の痛みを思い出す。左右の肩甲間部のコリを強く感じる。左腰部が重たい痛みがある。
第6診 左肘の痛みは無いため終了とし、肩甲間部と、左腰の治療に集中することにした。
【主な使用穴】
左肩甲間部
【考察】
今回は左肘の痛みだが、局所の痛みだけでなく、左肩甲間部のツボをよく使用した。これは、上肢を動かすときには必ず土台となる体幹部があり、そことつながる部分に異常が出ていることが多い。そのため連動して動く部分に負担が溜まり、痛みとなって現れると考えている。今回は、そのポイントをうまく見つけられた症例だった。
【患者】
54歳 女性
【来院】
2016年12月
【症状】
左右肘の痛み。1年前より左肘の痛みが出てきて、現在、右にも痛みがある。特に左肘は曲げ伸ばしや、ものを握ると痛みがあってできない。整形外科にて2回ステロイド注射をしたが再発した。ラッピング講座の講師をしているので、手指に力がかかる仕事を大量にこなす。手が使えないと仕事にならないと来院。
【随伴症状】
首肩のコリ
【治療内容と経過】
第1診 左肘には腫れと熱感があり、動作痛、圧痛が強い。右肘は圧痛のみ。頚部は左右側屈と左回旋に制限が見られた。週1回ペースで痛みの強い左肘を中心に施術を行った。
第2診 下半身の硬さから猫背になっているため、ストレッチを指導した。
第4診 左肘の腫れがとれ、曲げ伸ばしが少しずつできるようになってきた。右の方が痛みを感じる。
第5診 左肘の動きがさらに改善してきた。
第8診 左肘の痛みが、また戻ってきた。
第9診 脊柱全体が硬く、特に上半身がこわばっているため、脊柱のストレッチを指導した。
第10診 2週間ほど間隔が空き、来院。痛みは少ないが、腫れと熱感あり。
第11診 腫れ、痛み下がってきた。以後、10日に1度のペース。
第18診 肘の痛みはだいぶ取れたとのこと。仕事柄、手先を多く使うため、時々の来院で肘に疲れをためないこととした。
【主な使用穴】
背中の兪穴、脊際穴
【考察】
ステロイド注射は強力に炎症と痛みを止めるが、くり返すと腱をボロボロにしてしまうので何回もできない。
今回はすでに2回行っており、その上での痛みと腫れ・熱感だったため、患部の腱は相当な微細な断裂が進んでいたはずである。主に効果のあった使ったツボは背骨の際や背中をゆるめるツボであり、肘だけでなく体幹部まで視野を広げて言った結果、痛みを和らげていくことができた。
※新規受診の患者様は1日2名までとさせていただいております。
LINEでのお問い合わせやご予約も受け付けております。
LINEでも24時間予約当院の鍼灸治療による施術症例です。 全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。 症例は随時、追加していく予定です。 症例1 【患者】 50代 男性 配管工 【来院】 2[…]
当院の鍼灸治療による施術症例です。 全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。 症例は随時、追加していく予定です。 症例5 【患者】 44歳[…]
当院の鍼灸治療による施術症例です。 全ての方が同じ経過をたどるとは限りませんが、同じ症状にお悩みの方の参考になれば、うれしいです。 症例は随時、追加していく予定です。 症例1 右足と右殿部が立ち上がり際、歩くとズキッと痛[…]